メティエのお話 オートクチュール刺繍・リュネビルクロシェ刺繍の必需品。

オートクチュール刺繍をする時に必須のメティエ。
刺繍枠の事ですね。

リュネビルクロシェ刺繍にももちろん使います。

日常生活においては大きくて邪魔ですが、刺繍をするのには非常に刺繍がしやすい便利ものです。
大きい作品や大量に刺す場合は必需品です。

たぶん、日本でオートクチュール刺繍・リュネビルクロシェ刺繍をされていると、

メティエ オートクチュール刺繍 リュネビル刺繍

これがメティエだと認識されている事でしょう。

両サイドをティレットというテープでオーガンジーや布を張り付けて使います。
こういう形、普通。
と、私もリュネビルに行くまではそう思っていました。

しかし、リュネビル刺繍学校で使う布の張り方は、

こう。

ちょっとオーガンジーを張ってるバランスがおかしいですが(先に半分の刺繍を仕上げて切ってます。。)、これ。です。

注目はそこではなく、ティレットが布代用。(ー_ー)!!

初めてに見た時の感動。

ティレットと言うテープを装着するのに非常に時間がかかります。
(なれればどうってことないのですが。)

この一枚の布でオーガンジーを張るのは、超時短とオーガンジーが安定して張れる事。
初心者にはもってこいです!よく考えたものだと思いました。

ティレットで取り付けが正解なのか、布なのか・・・それは調べたのですが不明です。

ただ、フランス語のサイトでメティエを調べると、ほとんどがティレットで取り付けられているので、
ティレットがスタンダードなのかな??と推測します。あくまでも推測です。

また、フランスのメティエを固定するのは、釘で留めるタイプ。

これです。⇂⇂⇂
 

メティエの横の棒(deax montants)の空洞へ、縦の棒(latte)を通して釘で留める仕組みです。
このタイプのメティエは生地がしっかりと固定されます。
メティエが斜めにずれたりしません。さすが本場の知恵。

 

日本ではこの4つの角はネジで留めるメティエが多いですね。

簡単に張れるのですが、台形にずれたりと、ちょっと不安定です。

リュネビル刺繍学校で使っているメティエを仕入れれば理想ですが、
とにかく重い、でかい、ので、送料がバカ高になり、刺繍台より高価(ー_ー)!!という事態に。
ちょっと気軽に手が出せない・・・と言う事で教室での販売は諦めました。

余談ですが、この白いメティエはお教室で販売しております。

また、横に留めてある白黒の生地、お願いしている職人さんでは留めれないと言う事で、
私がタッカーで留めています。
(もう、何屋かわかりません・・・(^_^.)

 

メティエ リュネビル刺繍 刺繍枠      

 

自分で付けると可愛い生地が使えます。選んだのは白地に黒い薔薇の生地です。
強度、伸縮性もしっかり精査して選んでおり、タッカー留めも訓練しましたので完成度もばっちりです。

※この生地は在庫がなくなりますと柄を変更になります。

 

カラーは2色からお選びいただけます。
★現在レッスン受講の方のみに販売しております。

 

教室で販売しているメティエはこだわり気質の職人さんに作って頂いています。
彼なりのこだわりがあって、気に入る木材が入らないと作って頂けません(-_-;)
ですので、大量には作れません。

また、木は自然のものですので、一つ一つ見た目が違います。
それも来たご縁だと思って楽しんでいただければと思います。

 

メティエの種類についてのお話でした。

 

★メティエの持ち運びにメティエバッグ★

こちらもオリジナルでメティエバッグを販売しています。
上質生地で仕立てました。軽くておしゃれなバッグです。

レッスンに通う時にも、お家で刺繍のカバーにも。

 

リュネビル刺繍 刺繍台 白い刺繍台
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リュネビル刺繍教室 エクラノワール

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