プロフィール

Reiko Takahata
～エクラノワール主宰～

島根県出雲生まれ。幼少期より手芸に親しみ、育ての祖母からミシンや洋裁、レース編み、刺繍など、さまざまな手芸の基礎を教わり、ものづくりの楽しさを知りました。

その後、京都に上京し、京友禅の彩色職人として伝統工芸に携わりましたが、趣味として楽しんでいたコスチュームジュエリーへの情熱が高まり、2008年にコスチュームジュエリー教室を開講。企業婦人会やお寺の趣味の会、カルチャー教室の講師として、手芸の楽しさを広める活動を行ってきました。太秦映画村が近い環境に恵まれ、連続ドラマの小道具制作協力や数々のイベントにも参加しました。

50歳を迎えた節目に、念願のオートクチュール刺繍を学ぶためフランスへ渡仏。リュネビル刺繍の発祥地であるコンサバトールリュネビルにて、本場の刺繍技術を深く学び、フランスの伝統とエレガンスを体感しました。この経験をもとに、エクラノワールの世界観を形作る繊細で華やかな作品づくりを追求しています。

リュネビルクロシェ刺繍はかつて都市部でしか学べないものでしたが、現在はオンラインの普及で、より多くの方に身近な趣味として楽しんでいただけるようになりました。私自身、たどたどしいフランス語を49歳から学び始めた経験から、「手習いはいつからでも始められる」ことを実感しています。

エクラノワールでは、初心者の方でも楽しめるレッスンを心がけ、フランス貴婦人が愛した優雅な刺繍時間をお届けしています。繊細な輝きを纏った小物が、日々の癒しと喜びとなりますように――。